「自分の人生」を大きく変える方法
こんな経験はありませんか?
- 「『自分の人生を変えたい』と考えているが、『変わりたいのに、変われない自分』にイライラしている。」
- 「何をやっても成功せず、『どうせ変われない』と変化に対して逃げ腰になっている。」
一度切りの人生ですから、「最高の自分を目指そう、人生を劇的に変えていこう」と考えるのは自然のことでしょう。
たしかに、立てた目標に対してしゃにむに取り組み続けていけば、最終的に目標も達成し、自分の変わりたい姿へ到達できるようになります。
しかし、ポイントを押さえて目標の実現に取り組むことで、短い期間で目標が実現できるようになります。
そのポイントを学べるのが、今回紹介する『運命を動かす』(アンソニー・ロビンズ著・本田健訳・三笠書房)になります。
人生を変えるためのポイント
『運命を動かす』の内容の一部を紹介します。
あわせて、印象に残ったものについて引用していきます。
「決断」をした瞬間に運命は決まる。
これからの十年をどうすごしていくか。十年後の自分のために今日何をすべきか。
人生で起こることはすべて、喜びも悲しみもすべて、自らの決断に端を発しています。今決断したことが今日の気分を支配すると同時に、未来のあなたの姿を決めます。
あなたの運命を決定づけているのは、過去の出来事でも現在の出来事でなく、何に注目し、どんな意味づけをし、どんな行動をとるかという「決断」なのです。
苦痛と快感の原則
達成するだけの価値がある目的は、一時的な苦痛を克服しないと達成できない。
人間は、快楽を得ることよりも、苦痛を避けることのほうを重要視します。目的達成のためには、「やめたい行動」を「苦痛」とを結びつけ、「自分が身につけたい行動」を「快楽」とを結びつける必要があります。
成功を「脳」に条件づける方法
自分の人生に変化を起こせるのは、ほかでもない「自分」だけなのだ。
自分をその気にさせるには、以下の3つの信念を身につける必要があります。
- 絶対に変わらなければならない。
- 自分の力で変えなければならない。
- 自分は変わることができる。
ひとつの質問が人生を支配する
適切な質問が人生の質をきめる。
「脳」を適切に使うための鍵が「質問」なのです。適切な質問を行うことで、3つの効果が得られます。
- 「焦点の当て方」を変えることができる。
- 不要な考えは「即削除」することができる。
- 「自分にとってできることは何か」だけを考えることができる。
運命が好転する言葉の力
言葉には、私たちの気持ちを魔法のように変化させる力がある。
普段使っている言葉(自分の気持ちを表現するために使っている言葉)を変えるだけで、たちどころに考え方、感じ方、生き方を変えることができます。
言葉遣いを変えることで、経験の意味合いも変わってきます。だからこそ、感情の状態を表現する言葉は慎重に選ぶ必要があります。
「感情」は人生の羅針盤
感情は「目的達成のために取るべき行動とは何か」をしめす”心の羅針盤”
たいていの人が避けようとする感情は、実はあなたを「行動へと駆り立てる力」になります。
- 不快 ー 「視点がずれている」というシグナル
- 恐怖 ー 「何かに備えよ」というメッセージ
- 傷心 ー 「期待を裏切られた」という喪失感
- 怒り ー 「ルール、規範が侵害されたという怒り
- 欲求不満 ー 「自分ならもっといい結果が出せるはず」
- 失望 ー 「裏切られた」時に感じる”圧倒的な感情”
- 罪悪感 ー 「同じ間違い』を犯さないために手を打つ
- 無力感 ー 「今のスキルは、必要なレベルに達していない」
- 重圧感 ー 「自分の最優先事項を考え直せ」というメッセージ
- 孤独感 ー 「人とのつながり、絆を築け」というメッセージ
まとめ
信念に適した決断をし、うちに秘めている感情と言葉の力を最大限活用することが、自らが変わりたい姿へ到達するための近道になります。
自分も感情と言葉を意識するようになってから、自分の中に秘めた力を信じれるようなり、自分の変わりたい姿をめざす意欲がわいてきました。
手に取って一読されることをおすすめします。