「見向きされない文章」を「心をつかむ文章」へ変える方法

2014-04-18 21.43.16

文章を書くのを苦手にしていませんか?

こんな経験はありませんか?
「人を惹きつけるようなタイトルが思い浮かばない。」
「書いた文章に対して、『この文章は何が言いたいのかわからない』と言われる。」

文章を書くからには、「思わず読んでみたくなる文章を書きたい」と考えるのは自然のことでしょう。

たしかに、文章を数多く書き続けていけば、文章力がつき、納得のいく文章を書けるようになります。

しかし、ポイントを押さえて、文章を書くトレーニングをすることで、心をつかむ文章が短い期間で書けるようになります。

そのポイントを学べるのが、今回紹介する『一瞬で心をつかむ 77の文章テクニック』(高橋フミアキ著・高橋書店)になります。

心をつかむ文章を書くためのポイント

テクニックの一部を紹介し、印象に残ったものについて引用していきます。

タイトル&見出しのテクニック

タイトル(見出し)は文章の顔。読み手が中身を読むかどうかは「タイトル・見出し」で決まります。

テクニック18 『メソッドを入れる』
人はどうやってゴールにたどり着くのかという「方法」に興味がある。

・よくあるダメな例
すべての不眠症の方に朗報!

・心をつかむタイトル
「眠れないカラダ」を「眠れるカラダ」に変える方法

タイトル&見出しの複合テクニック

タイトル・見出しのテクニックは、組み合わせると大きな効果を発揮します。

テクニック22 『タイトル+サブタイトル』
サブタイトルで内容をチラ見させられると内容に対する想像がかき立てられる。

・よくあるダメな例
誰とでも友達になれる話し方

・心をつかむタイトル
誰とでも友達になれる話し方/心をつかむ表情術

つかみの文章&リード文のテクニック

リード(サマリー)を単なる「概要」とするのではなく、中身を読んでもらえる「宣伝文句」ととらえると、読み手の心をグッとつかむことができます。

テクニック39 『魅力的な提案1[悩み解決]』
自分の悩みの解決方法が書かれていると感じれば、読み手は本文が気になる。

・よくあるダメな例
今の日本人にもっとも必要なのは、教養を身につけることです。日本は経済面にすぐれているといわれる半面、国際人としての教養が足りないとも指摘されます。これからのグローバル時代、自国の歴史、文化、芸術、宗教などを幅広く知る必要があるでしょう。

・心をつかむリード
不透明な時代には、教養こそが力を発揮します。「歴史は繰り返す」の言葉のとおり、歴史を学べば未来が見通せます外国とのやりとりも増えるグローバル時代には、自国の文化や相手の宗教への理解も不可欠でしょう。教養は、これからを生き抜くヒントを与えてくれるのです。

書き出しのテクニック

書き出しでは、いかに文章全体を読ませるための「動機づけ」ができるか、が重要なポイントとなります。

テクニック51 『「呼びかけ」から始める』
人は、突然声をかけられると「え?何事?」と反応してしまう。

・よくあるダメな例
すべてに感謝すれば、毎日が幸せになるものです。上司に叱られても「僕を成長させてくれているんだ」と思えば、相手を恨んだりしません。失敗しても「これでまた一歩に近づいた」と、前向きに仕事に取り組めるようになります。

・心をつかむ書き出し
感謝の心を持って生きてみませんか?すべてに感謝すれば、毎日が幸せになります。上司に叱られても「僕を成長させてくれているんだ」と思えば、相手を恨んだりしないでしょう。失敗しても「これでまた一歩に近づいた」と、前向きに仕事に取り組めるようになります。

ストーリー&長文のテクニック

心をつかむ文章を書くためには、手持ちの情報の「何を捨てるか」「どれとどれを組み合わせるか」「どの順序で出すか」を考える必要があります。

テクニック67 『たしかに○○+しかし○○』
反論を予想し、あらかじめこちらからそれを示しておくと、読み手は書き手の主張を受け入れやすくなる。

・よくあるダメな例
ホワイトカラーエグゼンプションとは、一定の成果を出せば、会社員であっても勤務時間や勤務場所を自由に決められる制度のこと。いわゆる頭脳労働者に対するもので、「管理職(またはクリエイティブ職)」かつ「高所得者」であることが主な適用要件とされます。対象者は、労働時間ではなく成果で報酬が変わります。
日本では未導入ですが、私はこの制度に賛成です。ホワイトカラーエグゼンプションを導入すれば、「時間や場所にとらわれず自分のペースで仕事ができる」「家族や友人と過ごす時間を自分の都合で決められる」「目標を早期達成すれば自由時間を作れる」など、今よりもたくさんのメリットを得られるのです。
より現代に合った働き方に変えることで、日本経済が復活するきっかけにもなるのではないでしょうか。

・心をつかむ文章
ホワイトカラーエグゼンプションとは、一定の成果を出せば、会社員であっても勤務時間や勤務場所を自由に決められる制度のこと。いわゆる頭脳労働者に対するもので、「管理職(またはクリエイティブ職)」かつ「高所得者」であることが主な適用要件とされます。対象者は、労働時間ではなく成果で報酬が変わります。
日本では未導入ですが、私はこの制度に賛成です。
たしかに、結果にこだわるあまり長時間労働やサービス残業を助長するおそれはあります。
しかし、労働時間に比例して生産量が上がる工業や製造業などに比べ、アイデアやスピードで勝負する情報産業は、時間をかけたからといって大きな成果が生まれるわけではありません。むしろ自由な発想を阻害しかねません。それに、もはや従来型の働き方のままでは、日本は世界で戦えません。より現代に合った働き方に変えることで、日本経済が復活するきっかけにもなるのではないでしょうか。

まとめ

人を惹き付けるポイントを意識しながら文章を書くことが、心をつかむ文章が書ける近道になります。

自分もポイントを意識するようになってから、だんだん変化が現れてきて、記事の文章が見違えるほど良くなりました。

心をつかむ文章を書きたい方は、『一瞬で心をつかむ 77の文章テクニック』を手に取って一読されることをおすすめします。

この記事を書いた人

田嶋健一

「自分らしい人生を送りたい」というコンセプトで、自分が心地よく感じられることに日々取り組んでいます。

ブログでは普段から気になっていることを紹介しています。

ブログを通じて、自分が持っている力を「人のため」に使っていきたいと考えています。